テニスのツボ

超理系な現役テニスコーチによるテニス情報ブログです。 「誰かに話したくなる」ようなテニス雑誌にも載っていないような 超マニアックなことをお伝えしていきます。 トッププロの情報や自身の選手活動も定期的に更新中です。

このブログはライブドアブログを使って書いていたのですが、PCだと綺麗に表示されるのにスマホからだとうまく表示されない、という問題を抱えていました。

どうやらライブドアブログはスマホ向きではないみたいです。

悔しいので色々調べて結果、ファイルに落とし込んでそれを読み込ませる、みたいな裏技的方法で表示させることができました。

こういう枠取りも今までは
出来なかったのです・・・
過去記事までさかのぼってできる限り綺麗に表示できるようにしましたので、ぜひご覧になって下さい。

今日は疲れたので、記事はまた今度・・・

それではまた、よいテニスライフを。
 

先日書いた錦織選手の動向の続きです。 今週行われているロジャーズカップ(モントリオール)で、錦織選手はR.ガスケ選手に2回戦で敗退してしまい、10pの獲得にとどまりました。第4シードを争うズべレフ、ティエム、はベスト8で180p獲得と若干差をつけられてしまいました。

それに伴う来週発表のランキングです。   

           1位 ジョコビッチ 12325p
 2or3位 フェデラー   7460p
 2or3位 ナダル     7305p
                                       (+0〜640p)
   4位 ティエム    4925p
   5位 錦織 圭    4040p
   6位 A.ズべレフ   4005p
 7位候補 チチパス    3455p
      メドベージェフ 2990p
                                       (+0〜640p)
      カチャノフ   2890p
                                       (+0〜640p)

ナダル、メドベージェフ、カチャノフは今週の大会でまだ勝ち残っているので暫定です。ナダルは次の準決勝に勝つと2位になります。メドベージェフとカチャノフは優勝すると7位、どちらも優勝できなければチチパスが7位になります。

 
全米オープンの第4シードは



全米オープンの第1〜3シードは欠場が出なければジョコビッチ、フェデラー、ナダルの3人で決定です。
第4シードになる可能性があるのはティエム、錦織、ズべレフの3人です。
スクリーンショット 2019-08-11 2.14.51
赤が現在のポイントです。
ティエム4925pに対し、錦織とズべレフは3995pと930p差があります。
シンシナティの優勝ポイントは1000pですので、錦織選手が第4シードを取るためには
●錦織が優勝すること
●ティエムが初戦敗退すること

が条件となります。ティエムが初戦勝った時点で90p入るので第4シードが決定します。

ですので現実的には第5か第6シードになるでしょう。

因みにズべレフと同点になった場合はグランドスラムでの成績が優先される、というルールがあるのでおそらく錦織が上位になるはずです。(英文の翻訳ミスかもしれないのでちょっと微妙ですが)

チチパス、メドベージェフ、カチャノフが優勝するようなことがあれば逆転されることも考えられますが、少なくとも第8シードより下になることはなさそうです。 

とりあえずは全米よりもシンシナティが始まりますので、そちらを応援したいと思います。


それではまた、よいテニスライフを。 

サーブの技術のイメージを伝える時に
「上から下に打て」
と教えるコーチと
「下から上に打て」
 と教えるコーチの2種類がいます。

私は「上から下に打つべき」と考えている派です。。

もちろんイメージの話なので、どちらのイメージで打った方が打ちやすいかは教わる側の受け取り方や、コーチの伝え方で変わるのでどっちが正解、というのはないと思うのですが、「下から上に打つべき」派の代表的な謳い文句で次のような話があります。


ベースラインから相手コートのサービスラインまでの距離とネットから相手コートのサービスサービスラインまでの距離は比率にすると3:1の比率である。サーブを直線で打った場合、ネットの高さは約1mなので、打点の高さを3m以上にしなければ必ずネットしてしまう。よってサーブは下から上に打つべきだ。



スクリーンショット 2019-08-10 2.14.31
 図にするとこんな感じですね。

このことは私の愛読書「勝てる!理系なテニス 物理で証明!9割の人が間違えている”常識”」という本にも書いてあります。
因みに私は身長175cmくらいなのですが、ラケットをサービスの打点の高さに持っていくとスイートスポットまでの高さは地面から250cmくらいでした。サーブの時に軽くジャンプしますが、10cmくらいしか飛んでいないのでおそらく260cmが私の通常のサーブの打点の高さです
260cmだと当然3mより低いので直線で打つとネットしてしまいます。
ここまで異論はありません。

問題は「よってサーブは下から上に打つべきだ」という結論です。
ここは残念ながらこの本で唯一同意できませんでした。 (この本では被験者が下から上に打つ感覚で打ったらうまくいった!とのことなのでこの被験者の方には下から上へのイメージがあっていたと思います。)


本当はどっちが正しいのか



まず下から上か、上から下かを語る前にその中間の「地面と平行に打つ」とどうなるでしょうか?
スクリーンショット 2019-08-10 2.40.08


こんな感じで飛んでいきます。
ただ、地球には重力がありますので、当然時間とともに落ちていきます。スピードが速ければ遠くまで飛びますし、ゆっくりなら手前に落ちます。(重力加速度と空気抵抗)

スクリーンショット 2019-08-10 2.55.23



また同じスピードの場合はフラットに打った方が遠くまで飛び、トップスピンを多くかけると手前に落ちます。(マグヌス効果)
スクリーンショット 2019-08-10 3.01.39


このことから地面と平行に打つと「80キロくらいで」、とか「このくらいスピンをかけて」打つとサービスボックスに入るなー、とあくまで感覚ですが理解できます。




では地面と平行より上、すなわち下から上に打つとどうなるでしょうか?
起こる現象は同じです。スピードが速ければ遠くまで、遅ければ手前ですが、発射角が上になった分より遠くに飛ぶようになります。


スクリーンショット 2019-08-10 3.14.05


そうすると地面と平行の時に入っていた80キロのサーブは今までより飛んでしまうので、手前に落とすためにはスピードを落として50キロで打つか、よりスピンの量を増やすしかありません。





それに対して上から下に打つとどうでしょうか。


スクリーンショット 2019-08-10 3.20.39



発射角が下がったので今まで飛びすぎていた120キロが入るようになりました。

このように上から下に打ってもネットより上を狙う直線であれば、ボールのスピードや回転を調整すればサービスボックスには入ります。むしろ下から上に打って速いサーブを入れるのはかなり無理があります。「直線で入らない=下から上に打て」ではちょっと短絡的かな、と思うところです。

ここまで書いておいてなんですが、私は高く弾ませたいスピンサーブの時だけは下から上のイメージで打っています。理由は高くから落とした方が高く跳ねるから(厳密にいうとバウンドの入射角が鈍角であるほど跳ねるから)。


スクリーンショット 2019-08-10 4.30.48

下から上に打つイメージでも実際は上から下に打っている人もたくさんいますし、最終的には本人が納得できるイメージで打てればいいとは思います。

それではまた、良いテニスライフを。

 

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