テニスのツボ

超理系な現役テニスコーチによるテニス情報ブログです。 「誰かに話したくなる」ようなテニス雑誌にも載っていないような 超マニアックなことをお伝えしていきます。 トッププロの情報や自身の選手活動も定期的に更新中です。

タグ:おすすめ

IMG_0950
この本は元プロテニスプレーヤーの松岡修造選手の自伝です。

今は
「世界水泳の人」
「オリンピックの人」
なんか熱い人

ちょっとなら
「食いしん坊バンザイの人」

みたいなイメージですが、
世界ランキング最高46位
ウィンブルドンベスト8
と錦織圭選手が更新するまで近代テニス史上日本人で最高のテニスプレーヤーでした。


彼のテニス人生は一言で言うと



挫折と栄光




曽祖父が阪急東宝グループの創始者で父が東宝の社長、母が宝塚歌劇団のスターの超エリート一家に生まれた修造。
一緒にテニスを始めた兄は「君は才能あるね」と言われる一方、修造は「君はガッツがあっていいね」くらいにしか褒めらないほどテニスの才能はありませんでした。



その後慶應義塾大学付属高校に進学も
「もっとテニス漬けの生活がしたい」
とそのまま行けば慶應義塾大学に進み家業を継ぐ道を捨て、福岡のテニスの超名門で知られる柳川高校に転校します。

2年生で単、複、団体の高校3冠を達成したのち世界的名コーチのボブブレッドに見出され、両親の大反対にあいながら高校を中退し単身アメリカに。



親からの援助もなく食べるものも寝る場所もなく、「君はテニスが下手だから」と言われ練習相手すら見つからない状態でどうにかテニスに没頭する日々。



少しツアーでいい成績を出し始めた途端に訪れる相次ぐ怪我や治療困難な感染症による長期間のツアー離脱…




そんな修造がどのようにそれらの困難に向き合い、考え、乗り越えてきたのか。

そんな想いが存分に詰まった1冊になっています。


私を含め一般の愛好家から果ては錦織やジョコビッチに至るまでほぼ全てのテニス選手が何らかの困難や挫折を経験してきているはずです。
テニスに限らず仕事や学校でうまくいかないことは山ほどあるでしょう。


そんな時、どう考えどう向き合えばいいのかのヒントが詰まっているので興味がある方は是非読んでみることをお勧めいたします。



残念ながら現在廃盤になっているようなので、書店では買えません。Amazonで中古品が400円前後で取り扱いがあるようですのでAmazonやブックオフで見かけたら是非ご一読下さい。


それではまた、よいテニスライフを。




ダブルス、シングルスのどちらでも必ず巡ってくるサービスゲーム。
苦手な方いませんか?

今日はそんなあなたに
「サービスゲームの第1ポイント」
をどこに狙うべきかお教えします。


まず、前提として第1ポイントはデュースサイドです。
そしてデュースサイドには左利き同士のペアでない限りほぼ右利きが入ります。
(ジェイミーマレーやブライアン兄弟などプロレベルに近づくほど左利きがデュースサイドになりますが、一般のオープン大会レベルを想定しているので、今回は触れません)

要するにデュースサイドで、右利きに打つサーブが前提です。


結論からいうと
「相手のバック気味に8割くらいのスイングで少しトップスピン回転をかけたフラットサーブ」
を打つべきです。(下図参照)
サーブのコース.001
このサーブを打つメリット

⚫️ネットしにくい
ネットの一番低いところ付近を狙うので、高さに余裕がある。

⚫️サイドミスしにくい
完全なバック狙いだとセンターラインの右に出る可能性が増えます。
試合の初めの暖まっていないときに狙うべきではありません。

 ⚫️しっかりラケットを振っていける
スピード重視のフラットだと確率が下がるのを少し縦回転をいれることで入る可能性が上がる。
試合の後半にスイングスピードを上げるのは難しいので、序盤に8割くらいで振っておきたい。

⚫️重要な布石になる
 このサーブを打つと、相手のリアクションが2つでてきます。
それを見て、試合の後半の重要ポイントでポイントを取れるサーブを温存できます。

1、そのままバックハンドで返してきたら

スペシャルプレー
同じようなコース、同じようなスピードで少しだけスライス回転をかけて打つ。
サーブのコース.002
相手は同じサーブだと思いバックで返そうとするが、スライスの分近づいてくるので、ミスヒットしやすくなる。

2、フォアに回り込んで打ってきたら

サイドに切れるスライスを混ぜましょう。これでエースが1本でも取れれば相手のポジションがかわるかもしれません。
サーブのコース.003
あまり厳しく狙わなくても良い。



まとめ

コーナーへの打ち分けの練習は重要ですが、サービスゲームを安定させるには
「高確率でそこそこの効果を与えるファーストサーブ」
があるほうが個人的には重要かと思います。

 

↑このページのトップヘ