テニスのツボ

超理系な現役テニスコーチによるテニス情報ブログです。 「誰かに話したくなる」ようなテニス雑誌にも載っていないような 超マニアックなことをお伝えしていきます。 トッププロの情報や自身の選手活動も定期的に更新中です。

タグ:ウィンブルドン

ウィンブルドンのドローが発表となりました。

錦織圭は第8シード。

大坂なおみは第2シード。

他にも西岡良仁、予選から杉田祐一と内山靖崇など複数の日本人が出場します。 


 
これがそのドロー表です(3回戦から)
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これはドロー運的には

最悪のドローです 


(テニスの実力的なことではなく、あくまでドロー運の話です)


細かいドローの決め方はまた今度記述するとして、今回錦織が入った第8シードでは1回戦、2回戦はノーシード選手との対戦。3回戦から次のようになるようにドローイングされます。

[5〜8シード選手の組み合わせ]

3回戦 25〜32シードのどれか
4回戦 9〜12シードのどれか
準々決勝 1〜4シードのどれか
準決勝 準々が1、2シードなら3か4シード、3、4シードなら1、2シード
決勝

という風になるように決まっています。

要するに、3回戦では32シードとの対戦を引くのが一番よくて、25シードとの対戦が一番厳しい、というような見方をすると、今回の錦織がどのくらい最悪かわかります。

[錦織圭の組み合わせ] 

3回戦 25シード デミノー(最悪)
4回戦 9シード イズナー(最悪)
準々決勝 2シード フェデラー(たぶん最悪)
準決勝 3シード ナダル(最悪)
決勝
 
ほぼ全部最悪を引くという神ドローならぬ地獄ドローです。

3回戦、4回戦は共にビッグサーバーとの対戦となりそうです。
しかしイズナーは怪我がち、デミノーも安定感はないのでどうにかなるかも。


そして準々決勝。ちなみに第1シードのジョコビッチではないので、ランキング的には最悪ではありませんでしたが、

芝のフェデラー

の方が個人的には最悪かと。

そして準決勝は3シードの方を引く(しかもランキングはナダル2位)


完璧にフルコンボ決まりました。


ちなみに直近の四大大会ではことごとく準々決勝で厳しくなるドローを引き続けています。


全仏オープン    準々決勝

クレーのナダルに敗れベスト8(ナダルが優勝)

全豪オープン    準々決勝

ハードのジョコビッチに敗れベスト8(ジョコビッチが優勝)

全米オープン    準々決勝

錦織は怪我でランキングを落とし21シードとして迎えました3回戦で第4シードのズベレフのドローでしたが、幸運なことにその前にズベレフが敗れ、準々決勝で第7シードのチリッチに勝利し準決勝進出!しかしそこで同じくランキングを落としていた第6シードの
ハードのジョコビッチに敗れベスト4(ジョコビッチが優勝) 


という具合にことごとく優勝者に阻まれ続けています。


まぁランキングだけで勝負が決まるわけではないですし、フェデラーがもし早期敗退すればベスト4も可能性がないわけではないですからね。
 
もう日曜から本戦始まりますので1回戦から楽しんで観戦したいと思います。
(個人的には1回戦でコールシュライバーを引いたジョコビッチの試合が楽しみですw)


それではまた、よいテニスライフを。 

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いよいよ今週日曜からウィンブルドンが始まります。毎日NHKで中継する唯一の大会ですので、是非見て楽しみましょう!
今回のテーマは芝のスペシャリスト

クレー、ハードは苦手だけどグラスコートで勝ちまくる、そんな芝のスペシャリストたちを紹介します。





現役選手のグラスコート通算勝率
1位 R.フェデラー    87.4%
2位 A.マレー           83.6%
3位 N.ジョコビッチ83.0%
4位 R.ナダル           77.6%
5位 M.チリッチ       70.5%

予想通りフェデラーが1位です。ちなみに87.4%は歴代7位です。
その他の選手もビッグ4が上位を占めていて流石の一言です。
ちなみに錦織圭は現役で20位です(61.0%)

これだとビッグ4強いですねー、で終わって全く面白くないですね。あくまでお伝えしたいのは芝のスペシャリスト。ノーシードで1回戦で当たったらイヤな選手を探してみました。
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条件
●通算グラスコート勝率60%以上
●クレー、ハードの勝率がグラスより低い
●世界ランキング33位より低い
(ウィンブルドンノーシード)
●なんとなく芝好きそう

T.ベルディハ(チェコ) 112位

グラスコート勝率69.1%  ハード65.1% クレー63.7%

 ウィンブルドン最高戦績 準優勝(2010年)

 長らくトップ10を維持してきたベテランプレーヤー。近年も2016、17年の2年連続ベスト4進出などグラスコートが得意です。背中の怪我に悩まされランキングが下がっています。
他のコートでも勝率は高いので、グラスで強いオールラウンドプレーヤーといったところでしょうか。



 J.W.ツォンガ(フランス) 70位

グラスコート勝率69.0%  ハード68.6% クレー64.3%

 ウィンブルドン最高戦績 ベスト4(2011.2012年)

 個人的には全仏オープンで観客の声援を受けて大活躍している印象でしたが、意外にもクレーが一番勝てていませんでした。ハードとグラスではほぼ同水準なのでスペシャリストかというと微妙なところです。



 R.ガスケ(フランス) 46位

グラスコート勝率68.0%  ハード62.4% クレー63.1%

 ウィンブルドン最高戦績 ベスト4(2007.2015年)

 天才と呼ばれながらビッグタイトルに手が届いていないベテラン。スライス系のショットとネットプレーの巧さはツアー随一なのでグラスコートではかなり厄介な選手です。



 F.ロペス(スペイン) 53位

グラスコート勝率65.6%  ハード51.0% クレー49.0%

 ウィンブルドン最高戦績 ベスト8(2005.2008.2011年)

 左利き特有のスライスサーブと高速フラットサーブが武器。ハード、クレーに比べ約15%も高い勝率のまさに芝のスペシャリストと呼んでいいのではないでしょうか。ちなみに先週のクイーンズクラブ旬主権(ATP500)でアンディ・マレーと組んだダブルスとシングルスの単複2冠を達成し話題になりました。

 I.カルロビッチ(クロアチア) 80位

グラスコート勝率64.0%  ハード52.9% クレー42.0%

 ウィンブルドン最高戦績 ベスト8(2009年)

 通算サービスゲームキープ率92%、サービスエース数は歴代1位の13378本。その反面リターンゲームブレーク率はわずか9%とサーブに全ての能力を結集したような選手です。
7−6、6−7、7−6のスコアを見たらまずカルロビッチが関係していることを疑います。

  S.クエリー(アメリカ) 79位

グラスコート勝率62.5%  ハード56.4% クレー45.1%

 ウィンブルドン最高戦績 ベスト4(2017年)

 カルロビッチと同じようにサーブが武器。サーブ&ボレーよりもストロークの強打が得意な選手です。
トップ10選手に対して24.7%と約4回に1回大物食いをするなどハマれば驚異のプレーをします。
 


 N.マウ(フランス) 145位

グラスコート勝率62.0%  ハード41.0% クレー30.4%

 ウィンブルドン最高戦績 ベスト16(2016年)

 ウィンブルドンのイズナーとの試合で4−6、6−3、7−6、6−7、68−70の史上最長の試合をしたことの有名になった選手。テニス通はエルベールとペアを組んでのダブルスの名手の印象が強いです。今年の全豪で優勝しダブルスでのキャリアグランドスラムを達成しました。


P.コールシュライバー(ドイツ) 57位

グラスコート勝率61.1%  ハード54.7% クレー57.2%

 ウィンブルドン最高戦績 ベスト8(2012年)

 通常芝が得意な選手はグラス>ハード>クレーの順に勝率がなりますが、なぜかハードが一番苦手な選手。個人的にはグランドストロークの安定感が特長の選手だと思っていたので、こんなにグラスの勝率が高いとは思っていませんでした。



A.マナリノ(フランス) 37位

グラスコート勝率60.8%  ハード44.9% クレー26.4%

 ウィンブルドン最高戦績 ベスト16(2013.2017.2018年)

 最後に来ました。クレーとの勝率の違いを見ればわかるように彼が真の芝のスペシャリストです。彼の特長は左利きのサーブとバックハンド。サーブは不安定な時も多いですが、バックハンドはかなり回転の少ないフラット系で、グラスだとほとんど弾まずに滑ってくるような印象を与えます。
初出場の2009年以外毎年2回戦以上に進出し、芝での安定感を感じます。




まとめ
今回は調べるのに1時間以上かかって大変でした。でもこういうことを調べるのは大好きなので、週に1回以上はこのような調べてみた系の記事を書いていきたいと思います。
「こんなこと調べて欲しい」なんかがありましたらコメント欄にお書きいただければありがたく思います。

それではよいテニスライフを。

 

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