ダブルスであなたが前衛にいるとします。ネットから1mの位置にいるとしましょう。
そこにあいてがベースライン上からあなためがけてボールを打ってきました。
相手が打ってきたボールの速さが100km/hだとすると、ボレーするまでの時間の余裕はどれくらいだと思いますか?
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100km/hはどのくらいの速さかいうとスクール初中級〜中級くらいの人がちょっと速いな、と思うくらいです。
一般の上級者の男性の速い方だと110km/hくらい、プロだと130km/hくらい出ます。

それでは早速計算してみたいと思います。
 

100km/hのボールが来るまでの時間


100km/mのボールが1秒で進む距離
100km/h÷3600秒=27.777…m

相手とあなたの距離
11.885+1=12.885m

12.885m÷27.777m=約0.46秒

実際は空気抵抗によって減速するのですが、それでも相手が打ってから約0.5秒であなたは打たなくてはいけません。
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0.5秒と言われてもどのくらいかピンと来ない方に



AKB48の恋するフォーチュンクッキーという曲をご存知ですか?2015年に役所や自治体が踊ったりして有名になったあの曲です。
あの曲のサビの
こいするフォーチュンクッキー
『こ』で打ってきたボールを
『す』で打ち返す。
これが0.5秒です。(この曲はBPM120ですからね) 

人間の反応時間


相手が打ってからボールを打つまで脳の中ではどんなことが起こっているのでしょうか。
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まず、相手が打った瞬間視覚(ボールの映像)と聴覚(打球音)の2つが脳に飛んできます。
そして脳から手や足にボールを打つよう指令が出ます。

視覚聴覚情報が脳に行き、指令が出るまでの時間がおよそ0.18秒かかります。
これは以下の要素によって0.15秒〜0.3秒くらいまで個人差があります
・年齢(20代以降衰える)
・性別(研究によると男性の方がやや早い)
・疲労
・酒、薬物(カフェイン、ニコチン含む)

そして脳から指令が出てから筋肉を動かしてラケットを操作します。
ボレーする位置にラケットを持っていくのにおよそ0.2秒かかります。

指令が出るまで0.18秒+ラケットの移動0.2秒
0.38秒

これが人間の反応限界と言われています。 

0.38秒で間に合う限界


100km/hのボールは約0.5秒で飛んできますが、もっと速くなったらどうでしょうか。
スピードを上げて計算してみました。

100km/h→約0.46秒
110km/h→約0.42秒
120km/h→約0.39秒
130km/h→約0.36秒

※空気抵抗を考慮しない数値

130km/hになるとほぼ人間の反応限界に達するのでボレーをするのが困難になります。

こういったこともあり、トッププロではサービスダッシュをするプレーは少なくなっています。
特に最近はダブルスで常識だった並行陣を取らない男子選手も増加傾向になっています
このあたりはまた今度・・・

[結論]
ベースラインから打たれた100km/hのボールは約0.5秒で飛んでくる、そしてボールを見た瞬間反応し、0.38秒で構えに入れば0.12秒余るので少し余裕がある





・・・・とも限らない。


続きは次の記事にて。